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人間ドック4

4月12日入院前日に私が、病気だと知っている方たちが食事会をしてくれました。

京都にある、山玄茶という正統派日本料理のお店です。

明日から入院でその2日後に手術、それから最低2週間は絶飲絶食ということで最後の晩餐みたいな感じでした。

すべての料理が繊細で優しい味でした。そして食事会の終盤に店主が、はなさかじいさんのように桜の花びらを景気よく大量にお店全体に咲かせてくれました。

私は必ず、手術を終えたらこのお店に帰ってきたいと強く思いました。

そして、入院当日1階で入院の手続きをし、16階の病室にいきました。いろいろな検査をしていよいよ手術前日に執刀医の先生や麻酔科医や助手の先生が挨拶に来てくれました。手術室に案内され、明日ここで手術をしますといわれました。「好きな曲や歌はありますか?」と言われたので「玉置浩二の田園です」というと、「わかりました」と言われました。

ちょっと意味がわからなかったのですが、病室に戻り明日の手術に向け、早く睡眠をとろうとしましたがなかなか寝れなかったので、気分を変えるために今週末にある、競馬の皐月賞の予想をしました。そんなことをしている場合じゃないとは思いましたが、この皐月賞を見れたら、手術が成功してるということを考えながら、眠りにつきました。

いよいよ手術当日。私の予想ではベッドに寝ながら看護婦さんが手術室まで運んでくれるのかなと思いましたが実際は、自分で手術着に着替え徒歩で手術室まで行くということでした。

手術着に着替え、覚悟を決め行く準備をしていると、母と兄が待っていてくれました。コロナの影響で近い距離では会えませんでしたが、「頑張って」と心強い一言を言ってもらい、エレベーターを待っていると、16階にいる看護師さん全員が「属さん、今から手術に入ります」と満場の拍手で送ってくれました。

3階に降り、手術室の前につきました。

すると、手術室の中から音楽が聞こえてきました。

なんと、玉置浩二の田園です。

この曲は3年前の結婚式の入場曲です。すごいサプライズをしてくれました。

まさか結婚式と手術の入場曲が同じというミラクル(笑)

手術室に入り、横になっていると「田園」のサビ部分の「生きていくんだ、それでいいんだ」

という歌詞がずっしり心に響きました。

 

、、、続く

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